年度始めのスケジューリングは肝心
2024年度が始まり、新たなスタートを迎えました。
学校の先生方は、新年度の始業に向けて様々な準備に追われていることでしょう。
職員会議、学年会議、分掌会議といった会議の多さ、書類や名簿の準備、教室の整備、行事の計画など、多岐にわたる業務が皆様を待ち受けています。
しかし、これらの忙しさの中で、授業の準備が後回しになってしまい、いざという時には準備を始める時間も、そして何よりも準備をする気力も残っていない、なんてことはありませんか?
雑務に追われるこの時期だからこそ、効率的なスケジューリングで見通しを立てることが重要です。
今回は、年度始めにおけるスケジューリングのポイントをいくつかご紹介します。
1.年間の行事予定と授業時数を確認する
多くの学校では、年度の初めに年間の行事予定表が配布されます。この予定表をもとに、担当するクラスや科目ごとに、最初の定期テストまでの授業時数を把握しておきましょう。
2.To Doリストを作成し、可視化する
年度の始まりには、生徒に配布する資料など、忘れがちなタスクが山積みです。To Doリストを詳細に作成し、可視化することで、忘れずにすべてのタスクを管理しましょう。
リストにはチェックボックスと期限を明記することが重要です。
これにより、作業の進捗状況を一目で確認でき、二重チェックが可能になります。
【例】
□健康調査票(4/8 始業式に配布、4/10 までに全員回収)・・・ 配布前
☑健康調査票(4/8 始業式に配布、4/10 までに全員回収)・・・ 配布後、提出待ち
☑健康調査票(4/8 始業式に配布、4/10 までに全員回収)・・・ 全員から提出完了
3.2週間分のスケジュールを立てる
皆さんは、通常、どのタイミングでどの程度のスケジュールを立てていますか?
私は、2週間先までのスケジュールを立て、先を見通しやすくしています。
この方法を取り入れることで、急ぎの業務と余裕を持って取り組める業務を明確に区別できます。
例えば、今日が2024年4月1日であれば、4月14日までのスケジュールを立ててみてください。
私自身、水曜日または木曜日に30分から1時間、次の2週間のスケジュールを立てる時間を設けています。
理科教育力向上ラボでは、授業力向上のためのコンサルティングの一環として、スケジュール管理の支援も行っています。
※スケジュール管理の支援につきましては、校種・ご専門の教科は問いません。
ご興味・ご相談等がございましたら、こちらのお問い合わせページにアクセスし、その内容をフォームにてお知らせください。