授業開きで何を話しますか?(前編)

多くの学校では新年度の入学式・始業式が行われていることかと思います。
その後、新年度の準備に関連した行事をした後、授業が始まるところが多いではないでしょうか。
今回は、新年度の授業開き(最初の授業)で話すことについて、一緒に考えていきましょう。

私は新年度の授業開きで、大きく分けると2つのテーマについて話をします。
1つは全クラスを対象に、授業の進め方とルール・マナーについて。
そしてもう1つは、(初対面の生徒ばかりのクラスで)自己紹介です。
今回の記事では、前者の全クラスを対象にした授業のルールとマナーについて綴っていきます。

新年度の授業開き、私と全く関わったことのない生徒ばかりのクラス、特に1年生のクラスでは緊張感が漂っています。
逆に、前年度から持ち上がりで担当している生徒が多いクラスだと「あ〜、また滝沢か〜(笑)」といった雰囲気になっていますが(笑)
それはさておき、どんなクラスにおいても新年度が始まったことで誰もが気分良く授業に臨めるようにするためにも、授業に参加する上でのルール・マナーについては繰り返し伝えなければならないことだと思います。

さて、ルールやマナーに関して、私がいつも生徒に伝えているのは、次の3つのことです。

① 時間は有効に使う

具体的には、授業への遅刻・居眠りは禁止ということになります。

② やるべき時にやるべきことをやる

私の授業中に授業内容とは関係ないことをやったり、ボーッとするのは禁止ということになります。
また、出された課題についてはきちんと取り組み、期日を守って提出することも当てはまります。

③ 礼儀を守る

授業中に関係のないおしゃべりなど、先生の説明や生徒の発言に耳を傾けずに無視することは、非常に失礼な話です。
また、私も人のことは言えない身ですが、近頃の生徒を見ていると、椅子の座り方もだらしなくなっている様子がチラホラ見られます。
やはりこれも他者から見たら失礼な態度だと思いますので、細かく言っていかなければならないのかなと思っています。

私としては、以上の3つを並立させることが大事だと考えています。
なんだか今回はアレもダメ、コレもダメといったような話ばかりになってしまいましたが、授業は生徒と先生が真剣になって創り上げていくもので、誰もが快適な時間と空間になるように、こうした話も必要に応じて繰り返してしなければならないんですよね。
新たな年度が始まりました。
この記事をご覧になられている皆様におかれましては山あり谷ありの1年になるかと思いますが、授業づくりを楽しんでまいりましょう。