先生の業務効率化にも活かせる?!私のAI活用術
最近、ChatGPTやCopilot、Geminiといった生成AIが話題になっています。
これらの活用はさまざまな業界で研究されており、特に多忙な学校の先生にとって、業務効率化のための強力なツールになり得ます。
しかし、私の周囲の先生方の中には、「AIは難しい」「使いこなせない」と感じている方も多く、「私はAIに使われる身だから・・・」と諦める声まで聞こえます。
それは非常にもったいないことです!
私自身もAIの活用については勉強中ですが、今回は私が実際に活用している方法と、注意すべき点について紹介したいと思います。
私のAI活用例
文章校正
私は高校教員として、また理科教育力向上ラボでの業務でも、文章やメモを書くことが多々あります。
しかし、表現がうまくまとまらないこともあります。
そんな時は、まず自分でざっと書いた文章をAIに校正してもらい、より洗練された文章に仕上げてもらっています。
※この文章もChatGPTに校正してもらいました(笑)
また、納得いく文章が完成した後に、記事にふさわしいハッシュタグを考えてもらうこともあります。
画像生成
理科教育力向上ラボのブログに掲載しているタイトル画像の一部は、AIを使って作成しています。
画像のテーマやサイズを具体的に指示すると、それに応じた画像を作成してくれます。
ただし、ChatGPTでは日本語(ひらがなや漢字)が正確に表示されないので、文字を含む画像には注意が必要です。
授業プランの作成
昨年度、工業科3年生向けの「科学と人間生活」という科目でプラスチックを扱いましたが、教科書を読んでも授業をどう楽しく進めるか悩んでいました。
そこでAIに教科書のデータを読み込ませ、授業プランを作成してもらったところ、生徒が興味を持ちながら深く学べるような授業内容を提示してもらえました。
アンケート結果の分析
私の勤務する高校では、授業評価アンケートがあります。
また、理科教育力向上ラボで実施しているセミナーでも振り返りアンケートを行っています。
これらのアンケート結果をAIに分析してもらうことで、客観的な分析が可能になり、データを整理した表計算ファイルを自動で作成してくれます。
ルーブリック評価の作成
今年の授業では、夏休みの課題として調べ学習のレポートを生徒に提示しました。
レポートの評価基準を明確にするために、AIに例示を基にしたルーブリック(評価基準)を作成してもらいました。
現在は生徒のレポートを評価中ですが、この取り組みについては後日ブログで紹介する予定です。
AIの注意点
AIは非常に便利ですが、必ずしも期待通りの結果を出してくれるわけではありません。
指示(プロンプト)の工夫次第で結果は大きく変わります。
また、使用するAIによっては、古い情報や不正確なデータを提示することもあるため、結果をそのまま鵜呑みにせず、必ず確認する必要があります。
AIは強力な相棒になり得る
私自身、AIを本格的に活用し始めたのは2023年からで、まだ学んでいる最中です。
業務を進める際には、まず自分で計画を立て、その上でAIに手伝ってもらう形で活用しています。
特に画像作成など、自分では難しい部分をAIに補ってもらっています。
AIは使い方次第で強力な相棒になると思いますし、今後も効率化できる部分をさらに模索していきたいと考えています。
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文責:滝沢