【世界が広がる大人のサイエンス】#10 元素と元素記号【化学】

2025年12月11日に「大人の化学ゼミナール」のYouTubeライブ配信を行いました。
この日のテーマは、元素と原子の導入です。
以前よりいろいろな方から「元素と原子の違いがよく分からない」という声が多く寄せられたため、今回はまず元素について、基本的なところから整理して解説したいと思います。

元素って何?

元素とは、物質をつくる基本成分のことで、原子の種類によって区別されます。
現在知られている元素は118種類あり、そのうち約90種類は自然界に存在し、残りは人工的につくられたものです。
2016年に正式に認められた、日本由来の元素「ニホニウム」も、人工的につくられた元素の一つです。

元素記号の表し方

元素記号には、次のようなルールがあります。

① 1文字目は大文字、2文字目以降は小文字で表す

② 必ずブロック体で表す(※ g・l は例外)

なお、この元素記号を用いて、実際の物質の種類を表したものを化学式といいます

覚えておきたい元素記号と元素名

化学を本格的に学ぶ上では、まず原子番号1〜20番の元素記号と元素名を覚えておく必要があります。
(板書画像では、黄色が元素記号、緑色が元素名です。)
これらの元素は、原子の構造をもとに、元素の性質を比較する際の基準になるためです。

また、原子番号1〜20以外にも、覚えておくと理解が深まる元素があります。
それらについては、以下の板書画像にまとめてあります。

元素の存在割合

元素は地球上のあらゆる物質を構成していますが、場所によって、その存在割合は大きく異なります。
以下では、元素記号で示しています。
元素記号が分からなくなった場合は、上の板書画像を参考にしてください。

人体

O > C > H > N > その他

地球全体

O > Si > Fe > Mg > Ni > その他

地殻

O > Si > Al > Fe・Ca > Mg > Na・K > その他

宇宙

H > He >> O > C > Ne > N > Mg > Si > Fe

とりあえずここで一息

元素の性質を調べてみると、実に奥が深いものがあります。
そうした元素の性質を比較・整理するところから、無機化学という分野が生まれました。
また、元素記号を覚えることは、英語でアルファベットを覚えることに似ています。
アルファベットがつながって単語になるように、元素記号が組み合わさることで化学式ができ、物質を表すことができます。
さらに、元素記号は世界共通で通じる言語でもあります。
今後の「大人の化学ゼミナール」では、こうした元素の性質を、じっくりと掘り下げていく予定です。
次回の「世界が広がる大人のサイエンス」では、原子の構造をテーマに取り上げたいと思います。

今日の問い

私たちの体や身の回りの物質は、どの元素の組み合わせでできているのでしょうか?

YouTubeライブ「大人の化学ゼミナール」

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