自由研究・探究のススメ(1)〜自由研究のテーマ・問いを決める〜【小学生・中学生・高校生と保護者の方に向けて】

暑い日が続きますが、この記事をご覧になられている皆様、いかがお過ごしでしょうか?
多くの学校では夏休みが始まっている頃でしょうか?
さて、夏休みが始まると、気になってくるのが自由研究です。
ひょっとしたら、自由研究が夏休みの課題になっている学校もあるのではないでしょうか?
「何を調べればいいのか分からない」「失敗したらどうしよう」「最後までまとめられるかな」と、始める前から少し憂うつになっている人もいるかもしれません。
保護者の方も、「どこまで手伝えばいいのだろう」と迷うことがあるでしょう。
けれども、自由研究や探究学習は、難しい実験をしたり、すごい発見をしたりするためだけのものではありません。
身近なものを見て「どうしてだろう?」と思ったり、いつも当たり前にしていることを「本当にそうかな?」と考えたりすることが、探究の第一歩です。
このシリーズでは、自由研究・探究学習の進め方を、五つのステップに分けて紹介します。
- テーマ・問いを決める
- 実験・観察の計画を立てる
- 安全に実施し、結果を記録する
- 結果から考察する
- レポート・発表資料にまとめる
最初から完璧に進める必要はありません。
途中でテーマが変わっても、予想と違う結果が出ても大丈夫です。
小学生・中学生・高校生のみなさんも、見守る保護者の方も、まずはできそうなところから気楽に始めてみましょう。
第1回は、自由研究の入口となる「テーマと問いの決め方」について考えます。
「立派な研究」より、身近な「なぜ?」から
自由研究や探究学習で、最初に悩みやすいのがテーマ選びです。
「何も思いつかない」「研究らしいテーマにしなければ」と、始める前から気が重くなる人もいるでしょう。
でも、特別なテーマを探す必要はありません。
探究の種は、普段の生活の中にあります。
「氷を早く溶かすには、どこに置けばよい?」
「同じ植物なのに、育ち方が違うのはなぜ?」
「宿題は朝と夜のどちらが進みやすい?」
「地域によって、ごみの分け方が違うのはなぜ?」
こうした小さな疑問も、十分に自由研究のテーマになります。
思いつかないときは、「好きなもの」「困っていること」「気になっていること」をできるだけ多く書き出してみましょう。
スポーツ、料理、ゲーム、生き物、音楽、地域の行事など、どのような分野から始めても構いません。
興味のあるものが見つかったら、「○○について調べる」から、もう一歩進めて問いを作ります。
「氷について調べる」なら、「置く場所によって、氷が溶ける速さは変わるのか」とすると、何を確かめればよいかが見えてきます。
よい問いを一度で決める必要もありません。
調べてみて難しすぎたら、範囲を小さくすれば大丈夫です。
反対に、試している途中で新しい疑問が出てきたら、問いを変えたり加えたりしてもよいのです。
保護者の方は、テーマをすぐに提案するより、「どこが気になったの?」「何と何を比べたら分かりそう?」と聞いてみてください。
大人にとっては小さな疑問でも、本人が確かめたいと思えるなら、それが一番の出発点です。
自由研究は、立派な答えを出すためのものではありません。
まずは身近な「なぜ?」を一つ見つけることから、気楽に始めてみましょう。

一人で決めきれないときは
テーマを考えてみても、なかなか問いの形にならなかったり、何から始めればよいか迷ったりすることもあります。
そんなときは、本人やご家庭だけですべてを抱え込まなくても大丈夫です。
理科教育力向上ラボ/SFB科学教育デザインラボでは、小学4年生から高校3年生までを対象に、テーマ決めから実験・観察、考察、レポートの完成までを一緒に進める「夏休みの自由研究・探究学習サポート」を行っています。
答えや完成品を渡すのではなく、お子さま自身が考え、自分の言葉でまとめられるようにお手伝いする伴走型のプログラムです。
対面・オンラインのどちらでもご相談いただけます。
「テーマが決まらない」「親子だけで進めるのが少し難しい」と感じたときは、必要に応じてご活用ください。
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