自由研究・探究のススメ(4)〜結果から考察する〜【小学生・中学生・高校生と保護者様に向けて】
自由研究・探究の過程では実験や観察が終わり、結果も記録できたら、次は「考察」をしていきます。
この言葉を聞いて、「難しそう」「正しい答えを書かなければ」と身構えてしまう人もいるかもしれません。
けれども、考察は専門家のような説明を書くことでも、予想を無理に正解にすることでもありません。
まずは結果を整理し、予想と同じだったところ、違っていたところを見つけます。
そして、「なぜ、このような結果になったのだろう?」と、自分なりの理由を考えてみます。
分からないことが残っても大丈夫です。それは、次に確かめたい新しい問いになります。
第4回では、結果を根拠にして考察を組み立てる方法を紹介します。
正解を当てようとせず、結果の中にある「なぜ?」を探してみましょう。
正解を書くのではなく、自分なりの「なぜ」を考える
実験や観察が終わった後に待っているのが「考察」です。この言葉を難しく感じる人は少なくありません。
しかし、考察とは、簡単にいえば「結果を見て、自分が考えたこと」です。
まず、結果を見やすく並べてみましょう。
数値は表やグラフにし、写真やスケッチは順番に並べます。
そのうえで、「一番大きく変わったものは何か」「同じところと違うところはどこか」「回数を重ねても同じ傾向になったか」を確認します。
次に、実験前の予想と比べます。
予想どおりだった場合は、「なぜその結果になったのか」を考えます。
予想と違った場合も、「外れた」で終わらせず、違いが生まれた理由を探してみましょう。
たとえば、日なたの氷が一番早く溶けると予想したのに、別の場所の氷が早く溶けたとします。
風の当たり方、容器の温度、地面の材質、氷の大きさなどが影響した可能性があります。
一つの結果に対して、考えられる理由は一つとは限りません。
本や信頼できるウェブサイトで調べ、自分の結果と比べることも大切です。
ただし、調べた説明をそのまま書くだけでは考察になりません。
「資料には○○と書かれていた。今回の結果も△△だったので、○○が関係したと考えた」のように、自分の結果と結びつけましょう。
参考にした本やサイトの名前も記録しておきます。
理由が分からないままでも大丈夫です。
「今回は○○の影響を確かめられなかった」「次は条件を変えて調べたい」と書けば、次の探究につながります。
保護者の方は、正しい説明へ誘導するより、「どの結果からそう思ったの?」「ほかの理由もありそう?」と問いかけてみてください。
考察で大切なのは正解らしい文章ではなく、結果を根拠に、自分の考えを筋道立てて説明することです。

考察で行き詰まったときは
結果は出たものの、
「どの結果に注目すればよい?」
「グラフや表を、どう読み取ればよい?」
「予想と違った理由が分からない」
「調べた知識と自分の結果を結びつけられない」
と、考察の段階で手が止まってしまうこともあります。
そんなときは、すぐに答えを教えてもらうのではなく、「どの結果からそう考えたのか」「ほかの理由はありそうか」と、一緒に問い直してくれる人へ相談するのも一つの方法です。
理科教育力向上ラボ/SFB科学教育デザインラボでは、小学4年生から高校3年生までを対象に、自由研究・探究学習の伴走型サポートを行っています。
記録した結果の整理から、考察、レポート作成まで、お子さまの進み具合に合わせて一緒に考えます。
答えや完成した文章を渡すのではなく、お子さま自身が結果を読み取り、自分の考えを自分の言葉で表せるように支援するプログラムです。
まずは自分なりに結果を眺めてみて、それでも考えがまとまらないときの選択肢としてご活用ください。
相談フォームは入力時間約3分で、現在の進み具合や主に相談したいことを伝えられます。
※2026年のサポート期間は7月21日〜8月31日、ご相談の受付は8月16日までです。
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