先生のためのスケジューリング術

2023年度が始まり半月になりますが、この記事をご覧になっている先生方の中では、今まさに業務のやりくりで困っていたりしませんか?

私自身は高校の理科教員を務めて本年度で19年目。
これまで授業以外にも多種多様で煩雑な仕事を抱えて参りました。
まさに”何でも屋”みたいな状態というのが現実。
そんな経験から、2015年よりTeacher’s Project Diaryというスケジュール帳を自作し、現在まで活用しております。
ポイントは年間→月間→週間へと落とし込んでいくことです。

今年度の役割

新年度に入る時、その年度の所属学年・担当教科・顧問をするクラブ・校務分掌(事務業務)などが予め各先生方に伝えられているかと思います。
それが先生方が1年のスケジュールを組むベースに当たります。

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月間の予定

学校では年度初めに年間行事予定表というものが先生・生徒の双方に配布されると思います。
大体のスケジュール帳には月間の予定を書くページがあるかと思いますが、それを月ごとに切り分け、スケジュール帳の月間予定表のページに貼りつけます。
(写真のような感じで)

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ただ、先生のお仕事は授業だけでございません。
さまざまな種類の業務を同時にこなさなければいけません。
そういったことから、その日に授業を担当するクラスや、抱えている業務を縦に並列に書き出していくと、先生ご自身のお仕事の全体像が見えてくるわけです。
さらに、写真には掲載されていませんが、業務の欄に矢印を書き込み、行事に至るまでの準備を工程表みたいにして表すと、より一層効率的に業務をこなすことにつながるのではないでしょうか。

週間の予定

月間の予定がある程度決まりましたら、週間の予定に落とし込んでいきます。

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写真はTeacher’s Project Diaryの週間計画表のページです。
左のページは時間割、右側のページは自由記述欄になってます。
時間割のページはその週の授業を書き込んでいきます。
また、私の場合は右のページにその週でのToDoリストを書き出しています。
この週間計画を立てる際にポイントが1つ。

「次の次の週まで予定を立てる」

ということです。
これは授業の進み具合や他の業務について、その週までにすべきことなのか、あるいはその次の週までに持ち越してもいいかどうかを長い目で見通すことにつながるからです。

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