資源・エネルギー・環境教育雑記帖(3)〜中学校・高校カリキュラムにおける多面的アプローチ〜

2023年から、弊社は資源・エネルギー・環境教育を推進してきました。
このテーマに対する情熱を持って、私たちは文献の調査と研究を積極的に行い、同じ目的を共有する仲間たちと知識を深めています。
不定期ながらこの連載では、中学校と高校の教育プログラムにおける資源・エネルギー・環境の扱いについて、私たちの研究成果と代表の見解などを発信していきます。

複数の教科で扱われる資源・エネルギー・環境

教科書を見ると、資源・エネルギー・環境教育は理科のみならず、多様な教科で取り上げられていることが分かります。
以下の表は、それぞれの教科でどのようにこのテーマが組み込まれているかを概観しています。
教科によって異なるアプローチがあるものの、体系的な学びには教科の枠を超えた視点が必要です。

※表には主要なトピックが記されていますが、他の単元でもこれらのテーマが探求されている可能性があります。発見があれば、情報共有を歓迎します。

三位一体での理解が資源・エネルギー・環境教育の基盤

私たちは以前の記事で、資源・エネルギー・環境問題は三位一体で捉えるべきであると提案しました。
しかし、現行の教育課程では一つの教科で全てを網羅することは困難です。
そのため、教科横断的なアプローチでこれらの問題について学ぶことの重要性を強調します。
以下の図は、資源・エネルギー・環境の相互関係を示しており、これが教科間の連携を促す基盤となり得ます。

手軽に行える教科横断型の学び

教科横断型の学びは、特定の教科に限らず、幅広い視野で問題にアプローチするために重要です。
教科横断型は組織的に行われることが多いようですが、個々の先生の授業であっても、ご専門以外の教科あるいは他校種の教科書を参照することで、授業の中でこのようなアプローチを取り入れることができます。
弊社代表も高校で理科を教えていますが、他教科・他校種の教科書も調査しており、新しい知見や相違点を発見することができました。
この経験を基に、今後は中学校と高校の教科書で扱われている資源・エネルギー・環境に関する単元の内容を紹介し、先生方の授業づくりに役立てられるよう支援致します。
また、弊社としても教科間で一貫性がある、教科横断型のカリキュラムづくり・授業づくりについて独自の提案をしていこうと考えています。

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また、普段の授業などでお悩みや私たちに聞いてほしい事などがございましたら、どんな小さなことでも構いませんのでお寄せください。

文責:滝沢

 

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