大人の科学談義〜科学とはそもそも何か〜を開催しました
11月13日(日)に名古屋市天白区のスタジオ・グリットさんで「大人の科学談義〜科学とはそもそも何か〜」を開催しました。
今回は雪の科学者・中谷宇吉郎先生の著書『科学の方法』の第一章「科学の限界」と、第二章「科学の本質」を読み、これをもとに近年の科学的な話題について参加者全員で考えてまいりました。
講座開始の際、参加者の皆様方が個々で、科学とはどういうものかについて考えるワークを行いました。
具体的な事例がご意見としてありましたが、再現可能というご意見が多くの方から出されました。
科学には扱える問題と扱えない問題があります。その中で特に扱えるのは再現可能な問題であります。また、科学は人間が自然を捉えるための「フィルター」であって、自然の真の姿を必ずしも正確に捉えているわけではありません。こういったところから科学には限界があるといえるのです。
本を読み進んでいくにつれ、ある参加者の方がこれまで体験されたことと、科学とのつながりについて議論が白熱しました。
講座の最後の方では、別の参加者の方から日本と西洋での科学(Science)の捉え方の違いについて、別の本の内容を取り込みながらご説明をいただきました。
『科学の方法』が出版されてから65年ほど経っていますが、著されている内容は、現在起こっているさまざまな問題について考えるための一助となります。
ご興味がございましたら、一度『科学の方法』をお読みになってみませんか?